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多くの人が知らない、腰痛〈椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・ぎっくり腰〉の事実

ぎっくり腰

TVの「腰痛特集」にがっかり!!

先日、TVの健康番組で「腰痛」の特集をしていました。

腰痛の原因が、以前は15%しか分からなかったものが77%に向上したというものです。

私はてっきり、以前は考えられなかった様々な原因が発見されたのだと思い、興味を持って見ていました。

ところが、「MRIなどの機械の性能が上がったので、以前は見落としていたヘルニアや脊柱管の狭窄が見つかるようになった」というだけのものでした。

つまり、いまだに医療機関では腰痛の原因を、ヘルニアや脊柱管の狭窄による神経圧迫に限定してしまっているのです。
まだこのような旧態依然とした考え方、レベルの低さに、正直がっかりしました。

TVの情報、お医者さんのいうことを鵜呑みにする人も多いので、これでは患者さんが可哀想です。

原因が見つかったら悪化しないように体操しましょう、悪化したら手術しましょうということを臭わしていました。
体操でなおるくらいの腰痛なら、みなさん困りませんよね。
なおらないから病院を受診したり、整体院を探すのです。

世界的には「ヘルニアと腰痛の関係は3%以下である」という研究結果を発表している医師もいます。
つまり、ヘルニアが原因の腰痛は100人に3人以下ということです。

実際に腰痛を感じていない多くの人が、ヘルニアや脊柱管の狭窄を持っているのです。

私も同感で、経験上ほとんどの腰痛は、ヘルニアや脊柱管の狭窄が直接の原因ではありません。

実績として、「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」と診断された方が、
当院の施術を受けて回復
されている例がたくさんあります。

そして今回の番組で、筋肉の「き」の字も出なかったのは、非常にびっくりしています。

なぜなら、ほとんどの腰痛は筋肉の緊張に原因があるからです。

しかも、腰痛だからと言って腰が原因ではありません。

私の経験と実績から、
ほぼすべての腰痛に腸腰筋の緊張が深く関係しています。

慢性の腰痛、急性の腰痛(ぎっくり腰)のどちらであっても、
腰部に圧痛(押したときの痛み)が無い人は多いですが、
腸腰筋に圧痛が無い人はまずいません。

腸腰筋が緊張し、背骨を引っ張ることで腰痛が起きているのです。

しかし、整体業界でもこの事実を理解している施術師が少なく、理解していても有効なアプローチができていない施術師が多いのです。

椎間板ヘルニア

多くの人が知らない、整体師も知らない
「腰痛の原因は腸腰筋にある」という、あまり知られていない事実
多くの人が経験している、医師も経験している
「ヘルニアは手術をしても再発する」という事実

腰痛の原因はさまざまですが、
腰痛のうち原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。

代表的なものは、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄、脊椎分離症などがあります。
(ガンや内臓の病気に起因するものは除く)

一方残りの約85%は、
レントゲンなどの検査をしても原因が特定できないといわれています。

MRIの普及により、
ヘルニアは健常者(腰痛がない人)にも3割程度
に見られることがわかっています。
実際にヘルニアがあっても、痛みを感じていない人も多いということです。

海外の研究では
腰椎ヘルニアと腰痛の関連性は3%以下
であるとの報告もされています。

脊柱管狭窄症は先天性(生まれつきのもの)とされています。

それらを考慮すると、検査を受けてヘルニアや狭窄が発見されただけであって、
腰痛の直接の原因ではないと判断できます。

つまり、
15%程度の器質的疾患(骨や椎間板の損傷)があるケースのなかでも、
本当にそれらが腰痛の原因になっているケースはさらに低い

ということです。

※器質的疾患とは、物理的に何かが壊れている状態

小久保裕紀

前侍ジャパンの小久保監督は、
現役時代に腰痛に悩まされ、8回のヘルニア手術をくり返しました。
しかしそれでは回復しきれずに現役を退きました。

前楽天イーグルス監督の星野仙一氏は、
ヘルニアの手術を行った直後に
「こんなに痛みが変わらないのなら、手術しなければよかった」
とこぼしたといいます。
3か月のリハビリ後に現場復帰しています。

前者は、手術をしても負担がかかる度にヘルニアが起きて手術をくり返しました。
必要だったのは手術ではなく、
筋肉への適切なアプローチだったのではないでしょうか。

後者は、リハビリによって回復したのであって、
手術は必要なかったということです。

ヘルニアとは腰椎への負担から起こるもので、
負担が増えれば突出し、負担が減れば引っ込みます。
手術をして切除しても、その後にまた負担が増えれば突出するのです。

上述のようにヘルニアは腰痛の原因の3%以下ですから、
ヘルニアを切除しても根本解決にはなりません。

病院の検査では、
器質的疾患がなければ原因不明
という判断をしていることになります。

その判断をもとに手術をすすめるということで、
安易と言わざるを得ません。

裏を返せば、
85%以上は筋肉の緊張が原因
ということになり、
筋肉の緊張をほぐすことによって腰痛が解消できるということになります。

腸腰筋

しかしそう簡単にはいかないのは、
多くの治療家が腰痛の本当の原因を理解していないからなのです。

腰痛は「腰を揉む」「背骨や骨盤を整える」
といった旧態依然の考え方がまだまだ蔓延しています。

腰痛の症状で多いのが、
イスから立ち上がるときにすぐに腰が伸ばせない状態です。

ほとんどの人が「腰が伸びない」と表現しますが、
実は「腰が伸びない」のではなくて「体の前が伸びない」のです。

腰の筋肉は、背中を丸めて座っているときには伸びています。
つまり、体をまっすぐに伸ばすときには腰の筋肉は縮んでいくのです。

それでは体の前の筋肉とはどこなのでしょうか。

上のイラストを見ていただければわかると思いますが、
腸腰筋が緊張して縮むことによって、背骨を引っ張っているのです。

腸腰筋は、背骨(上半身)と大腿骨(下半身)をつなぐ体幹を支える重要な筋肉で、
モモを持ち上げる動作や姿勢を保つときに働く筋肉です。
ですから、日常的に負担のかかりやすく疲労が蓄積しやすい筋肉といえます。

治療家として、ここを理解していなければ腰痛を根本から回復させることはできません。

しかし整体業界ではまだ腸腰筋の重要性に気づいておらず、
気づいていても有効なアプローチがされていないのが実情です。

その要因として、
「腸腰筋は小腸の裏側に位置する深層筋で、外からでは触れることが困難なため」
という推測が成り立ちます。

唯一触れることのできる部位は、
骨盤の腸骨稜に沿った部位で、効果を及ぼすことのできるアプローチが限られます。

『しんしん動作法』では、
試行錯誤を重ねた結果、「腸腰筋への有効なアプローチ」を実現しています。

特に「ぎっくり腰」への効果は顕著で、
腸腰筋へのアプローチができるかできないかで、結果が大きく左右されます。

ぎっくり腰の急性期は、少しの動作でも激しい痛みを伴いますから、
まず、背骨を引っ張っている腸腰筋のアプローチを行うことで痛みがかなり楽になります。
その後は全身にアプローチしていきます。

腸の活性化

腸腰筋へのアプローチは腰痛に限らず、
隣接する腸の働きを活性化し、
血流の根本改善につながります。

腸腰筋へのアプローチは、
様々な痛みや不調の根本回復に不可欠と言えるのです。

腰痛探検家

最後に
「腰痛探検家」高野秀行著
という文庫本をお読みになったことがあるでしょうか。

慢性の腰痛を抱えた著者が、様々な治療院を渡り歩くという実話です。
実は、渡り歩いた治療院の一つが、私が以前師事していた治療家なのです。

5年以上前にこの本を読んだときには、どうして著者の腰痛が良くならないのかはっきりとは分かりませんでした。
分かったのは、どこへ行ってもなおらない、どこの治療家もなおせないんだということ。

現在ならば、どうして良くならなかったのか、何が足りなかったのか、
そして水泳を始めて何となく良くなってしまった理由もはっきりと分かります。

キーワードは「腸腰筋」です。

だれも腸腰筋にアプローチしていませんし、
水泳の下半身の運動によって腸腰筋がほぐれ、腰痛が解消したのですね。

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