大谷翔平 7四球!
大谷翔平 10人に7四球!
「大谷翔平選手が紅白戦で右肘手術後674日ぶりに登板し、10人に対して1安打7四球1アウトしか取れずに降板」
というニュースが報道されました。
本人は「問題なく球数を投げられてよかった。怖さは特になかった。どちらかというと置きに行ってしまった部分が大きい」
と笑顔を見せながら話していたとのことですが、惨憺たるありさまにそう言うしかないでしょう。
怖さがあるからこそ、置きに行ってしまったというのが本音でしょう。
大谷選手の二刀流に期待する方は、
「久しぶりの実戦だからしょうがない」
と前向きにとらえる方が多いと思いますが、私は違います。
以前、前人未到の400勝投手 故金田正一氏との対談で
「わしらのころは絶対に冷やさなかった。どうしてアイシングするの?」
という質問に、
「翌日が楽だから」「小さいころからの習慣なので」
とアイシングを肯定していました。
アイシング肯定派は、アイシングという「ごまかし」を続けているから「ケガが多い」という事実を全く理解していないのです。
また昨年「二分膝蓋骨」で膝の手術を行っています。
「二分膝蓋骨」は骨そのものが膝痛の原因ではありません。
ですから手術を行っても根本解決になりません。
当院では「二分膝蓋骨」の回復実績が多数あります。
そのように見ていくと、大谷選手は(関係者を含む)西洋医学に頼る傾向があります。
整体師の中にも一握りではありますが、技術と知識を持った人がいます。
今までそのようなつながりがなかったのでしょう。
そしてプロテインのCMにも出演するほどの肉体改造を行っている現在。
なぜイチロー選手を見習わないのか?
今までに日本人でメジャーに挑戦して成功した選手は、
日本にいたときの体格を維持している人です。
アメリカの食生活にはまってしまい太ってしまった選手は論外として、
パワーのあるアメリカ人にパワーで対抗しようとして過度な肉体改造を行った選手は成功していません。
日本球界では清原和博選手がいい例です。
彼は高卒プロ1年目で31本のホームランを打っています。
当時の彼は晩年のプロレスラーのようなムキムキな筋肉ではなく、痩せていました。
しかしその体格で31本物ホームランを打っているのです。
落合博満氏が「清原は高校時代が一番良かった」と語るように、
無駄な筋肉を付けるほどに野球の成績は下がり、故障が多くなっていったのです。
ホームランは腕力で打つのではなく、下半身を軸とした腰の回転によって打つのです。
世界のホームラン王、王貞治氏は筋肉ムキムキでしたか?
大谷選手も高校時代から160キロの球を投げていたのですから、
腕力で投げていたわけではないことが分かります。
それを周りに流されて過度な肉体改造を行うのには反対です。
アイシングもほどほどにしなければ、故障が多くなります。
そのような観点で彼を見ていると、今後が心配になります。
多くの方の期待に応えるためにも、彼にはそれらに早く気づいてもらいたいと思いますが、
現状では難しいのではないかと感じています。
仙台市のいっしんどう整体院