肩痛(オーバーワーク)
仙台市泉区よりお越しの20代のヒデキさま
右肩痛でご来院です。
普段はジムに通い、筋トレを日課にしています。
半年前からトレーニング中に右肩~肘にかけて違和感を感じはじめ、1カ月前に痛みが強くなりました。
ダンベルを使用した特定の動作のときだけ肩に痛みを感じ、その動作ができなくなりました。
接骨院では電気治療のみでマッサージすらしてくれなっかったようで、それでは良くなるわけもありません。
整形外科では「骨に異常なし」ということで「三角筋炎」と診断されました。
トレーニングのやり過ぎ(オーバーワーク)による、「筋肉の過緊張」が起きた典型的な例です。
これは、湿布でも電気でもマッサージでも骨格矯正でもなおらない症状です。
まず体幹の腸腰筋へのアプローチでかなりの圧痛を感じていましたので伺ったところ、「筋トレは上半身のみで下半身はやっていません」とのこと。
「上下バランスよく鍛えないとだめ。全身の筋肉量は上半身3下半身7の割合ですから」とアドバイスしました。
上半身へのアプローチでは、肩、胸部、腋窩部、肩甲骨と緊張も圧痛もなく、唯一上腕部には緊張と圧痛がありました。
三角筋には緊張、圧痛がありませんでしたから、病院の診断は「誤診」ということになります。
上腕二頭筋(力こぶ)上腕三頭筋、表裏共に強い緊張とそれに伴う圧痛があり、5キロのダンベルを持ち上げて確認しながら進めました。
数回アプローチをくり返すと、ダンベルで痛みが出る動作をしても痛みが出なくなりました。
今回の症状はマッサージや骨格矯正、鍼灸などでは解消できない、そもそも上腕二頭筋へのアプローチすら行われないケースでしょう。
「オーバーワークによる、筋肉の過緊張ですね。これからは上半身、下半身バランスよく鍛えてください」とアドバイスして終了しました。
1週間後に「なおりました!!」と連絡がありました。
「筋肉の過緊張」はトレーニングで筋肉を鍛えても解消できないという典型的な事例です。
ありがとうございました。
仙台市のいっしんどう整体院