ストレッチと伸張反射
肩こりや腰痛など体に痛みや張りがあるとき、多くの人は無意識のうちにストレッチをしていると思います。
しかし、ストレッチもただむやみに伸ばすだけでは本当の効果は引き出せないのです。
みなさんは「伸張反射」という言葉をご存知でしょうか?
伸張反射(しんちょうはんしゃ)とは、脊髄反射による、筋肉が引き伸ばされたときに逆に収縮しようとする現象です。
これは一種の防衛反応で、その人の意思とは関係なく発動されるものです。
つまり、筋肉が急激に伸ばされたときや痛みの限界を超えて伸ばされたとき、
筋肉が伸ばされすぎて壊れないように逆に縮もうとする働きです。
良かれと思って筋肉を一生懸命に伸ばしているのに、
伸張反射が起こることで実際には縮もうとする働きが起こってしまうのです。
非効率的なストレッチ
・反動を付けたストレッチ
・数秒間でくり返すストレッチ
・限界を超えて我慢するストレッチ(数秒間)
・他人の力を借りた無理なストレッチ(数秒間)
では伸張反射が起こらない、効率的なストレッチとはどのようなものでしょうか。
30秒間静止する!!
効率的なストレッチとは、
上記のストレッチを30秒間止めるストレッチです。
非効率的なストレッチも30秒間止めることによって、効率的なストレッチになるのです。
例えば、相撲の俣割は、他人の力を借りて我慢して行います。
これがダメであるならば、お相撲さんの体は壊れてしまいます。
ですが実際には、このストレッチをくり返すことにより、俣割のできる柔らかい体になるのです。
キーワードは、「30秒間静止する」ということです。
このように伸張反射を理解したストレッチが重要になりますが、
長年にわたる慢性的な症状や「筋肉の過緊張」が起こっている場合は、ストレッチだけでは解消できないこともあります。
そのような症状には、
当院独自の『しんしん動作法』が最大の効果を発揮します。
仙台市のいっしんどう整体院