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癒しを排除した理由 「マッサージ」編

しんしん動作法・関節かんしょう法
当院の施術は、癒しを排除した独自療法を行っています。

当院の目指しているものは「癒し」ではありません。
「痛みの根治」を目指した結果として辿り着いた、独自療法にプライドを持っています。

もともと「マッサージ」「無痛整体」を行っていた当院が、
どうして「癒しを排除した施術」に変わったのか。
いまの施術にたどり着くまでには、紆余曲折、試行錯誤を重ねた経緯があります。
興味のある方は、お読みになってください。

13年前サラリーマンだった私は、将来を見据えて一念発起し、
整体の道へと踏み出しました。

自分自身ほとんど整体というものを受けたことがなかったため、
整体の知識がなく、甘く考えていました。

「体を動かす職業は健康的で、将来的にも長く続けられるだろう」
その程度の安易な考えでした。

妻の親類に整体師がいて、帰郷した際に一度施術を受けたこともきっかけになりました。

機械屋から180度違う生身の体を扱う職業です。

まず始めに「通信教育の整体」を勉強しました。
10万円ほどだったでしょうか。
テキストで人体を勉強し、マッサージの流れを学びました。

資格取得まで6カ月、妻を実験台にして半年間練習し、
東京へ一度実地練習をしに行きました。

資格検定は指定の全身マッサージ施術をビデオに撮影して送り、
筆記試験はカンニングし放題(笑)でした。
もちろん?一発合格で、無事に資格を取ることができました。

後に分かったのですが、この資格というものは「民間資格」といって、
公的機関と関係なしに一企業、一個人が独断で与えることができるもので、
「国家資格」のような法的に証明されるものではないということです。

「資格」とは名ばかりで、「健康保険適用外」ということになります。

今、当時のチラシを見返すと、
「考えられない安い料金で、長い時間の施術」を行っていました。
ですから、それなりに需要はありました。
近所の人が「癒し」のために通ってくれていました。
しかし、コストパフォーマンスは最悪と言わざるを得ないでしょう。

当初は痛みの種類も病名も分かりませんでしたから、
「極めれば何でもなおせる」といった漠然とした思いがありました。

膝痛

あるとき「膝痛」のお客さんが来院され、
膝周辺のマッサージは学んでいなかったため対処に困りました。
膝痛の原因すらわかりませんでしたから、何もできないまま施術を終わりました。

施術後すぐに学校に連絡しました。
「膝痛の人はどうしたらいいでしょうか?」

すると焦った様子で、
「あまり深入りしない方が良いですよ」
「お医者さんに行ってもらってください」

という、私にとっては衝撃的な答え。

「極めれば何でもなおせる」
と考えていた私はこの学校の対応により、
「マッサージは癒しでしかないのか?」
という疑念を抱くようになりました。

ちなみにそのころ半年間「秋保温泉の旅館」にてマッサージを行っていましたが、
宿泊者向けのマッサージこそ、「癒し」以外の何物でもないですね。

知識がないなりに、目指していたものが
「いやし」ではなく、「なおし」でしたので、
この件があってから、
私の中で「マッサージ」という行為に対して「癒し」という固定観念が定着してしまいました。

実際に「マッサージ」を行っていた期間は、1年半という短い期間でした。

それ以来、「なおせる整体」探しが始まりましたが、
そこに辿り着くのに時間はかかりませんでした。

◆癒しを排除した理由 「無痛整体」編① ▶こちら

仙台市のいっしんどう整体院

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