実践で得たものがすべて
整体業を始めて13年以上が過ぎましたが、
その間にマッサージの通信教育、東京の整体学校に通学、そして様々なセミナーを受講してきました。
そこで得たものは技術や知識の基礎にはなりましたが、
直接的に「痛みを根治できる技術」を教えてくれる人には出会えませんでした。
今ではほぼ100%の腰痛をなおす自信がありますが、
そこにたどり着くまでは容易ではありませんでした。
なぜなら、整体学校でも様々なセミナーでも腰痛のなおし方を教えてくれなかったからです。
共通して言えることは、理論や理想論が多いということです。
実際に目の前で腰痛の患者さんをなおして見せた人は少ないと感じました。
「ドクターオブカイロプラクティック」という米国政府公認の資格を持った方でさえ、
目の前の腰痛患者を全く改善できませんでした。
教える側が腰痛をなおせる技術を持ち合わせていないのですから、
教わる側もなおせるはずがありません。
様々な手技療法において、腰痛の本当の原因を理解できていないのが現実なのです。
私が腰痛を100%なおせるようになったのは、
もちろん教えてもらった基礎はありましたが、
何よりも「信じて通ってくださった患者さんのおかげ」です。
基礎に基づいて試行試行錯誤を重ねながら、実践を積み重ねていきました。
腰痛はどうしてなおらないのか?
骨盤矯正しても、
ヘルニアの手術をしても、
仙骨の調整をしても、
実際にはなおらない腰痛も多い。
腰以外のアプローチと言うが、何が足りないのか?
私なりの知識と経験、それに実践で得た実績を積み重ねていきました。
そして、たどり着いた答えが「腸腰筋へのアプローチ」なのです。
あるセミナーにおいて、「腸腰筋は深層筋で痛みにはあまり関係ないので、アプローチしません」と教わりました。
「無痛整体」や他のセミナーでは「腸腰筋へのアプローチ」は教わりませんでしたし、
実際にお客さんに伺っても「腸腰筋へのアプローチ」は、他の治療では受けたことがない、初めてという人ばかりです。
今では様々な症状において、「腸腰筋へのアプローチ」は不可欠と断言できます。
私の周りでは教わったことを実践しても結果が出ないと、
それであきらめてしまう治療家がほとんどです。
そこから先を自分なりに工夫し、試行錯誤しない人が多いと感じます。
これがダメなら別のものというように、
他人から教わることばかりを求めているのです。
私も教わったことだけ信じていれば、「腸腰筋へのアプローチ」はありませんでした。
しかし、そこに辿り着くには他人とは少し違った「感性」が必要なのかもしれません。
今まで私は「常識的な普通の人間」と思っていたのですが、
整体学校の仲間の先生に尋ねたところ、
「かなり変わっていますよ」と言われてしまいました。
しかしそれは良い意味での言葉だと信じています。
教わったことは基礎にすぎません。
そこからどれだけ創意工夫、試行錯誤し、実践したノウハウから得るものがすべてだと強く感じます。
仙台市のいっしんどう整体院