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みんな「腸腰筋」が病んでいる

腸腰筋

みなさんは「腸腰筋」をご存知でしょうか?

パワーの源「腸腰筋」

TV番組などで、ボディービルダーのムキムキの筋肉の人がスポーツ選手と対決しているのを見て
「スポーツ選手と比べて明らかに筋肉隆々なのに、意外にパワーがないな」
と感じたことはありませんか?

それは体幹を支える「腸腰筋」が弱いためなのです。

「腸腰筋」はインナーマッスル(深層筋)で、鍛えても体の表面に現れにくいため、
見た目重視のボディービルダーのトレーニングではあまり重視されてないのでしょう。

一流のスポーツ選手は、見た目の筋肉よりもバランス重視でトレーニングを行っているため、「腸腰筋」がしっかりと鍛えられているのです。

黒人の「腸腰筋」は、日本人の3倍発達していると言われています。
ですから様々なスポーツにおいて、あれだけのパフォーマンスが発揮できるのです。

「腸腰筋」は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、体幹を支えています。
下半身で生み出された力を上半身に伝え、体のバネを生みます。

つまり、腕や脚だけを鍛えても、「腸腰筋」が弱ければそれらを生かし切れないのです。

それだけ重要な「腸腰筋」でありながら、
医療機関や代替医療の世界では軽視され、あまり取り上げられていません。

トレーニングにおいては、体幹を鍛えることは重視されますが、
いざ体に痛みなどの支障が出たときに、「腸腰筋」とは結びつけないのです。

「腰痛」がいい例で、
「腰痛」=「腸腰筋」とはなりません。

一般的には「腰痛」=「腰」となります。
「腰痛」は「腰」以外に原因があると唱えている人も多いですが、
「腸腰筋」は出てこないのです。

その一番大きな理由は、
「腸腰筋」はインナーマッスルで、
前面には内臓(腸)が位置し、後面からは深く位置するために体の表面から触れることが最も難しい筋肉です。
また、ストレッチにおいても有効な手段が無いのが現状です。

それが「腸腰筋」が軽視されている大きな理由です。
軽視というよりは、重要性に気づいていないといった方が正しいかもしれません。

医療機関では、画像で判断しやすい骨を重視し、画像で判断しにくい筋肉を軽視した診断が行われています。

代替医療においては、客のニーズに合わせた「癒し」を重視した施術が行われています。

「癒し」を提供することは比較的容易な行為です。
しかし「なおす」という行為は、非常に困難を極めます。

実際にマッサージの学校では、各部位のマッサージのやり方は教えてくれましたが、
痛みをなおすやり方は教えてくれませんでした。

無痛整体の学校では、痛みを伴う行為は一切排除し、
なおすよりも気持ちのいい行為を重視するように教わりました。

客のニーズに合わせ、誰にでも容易に行える施術に流れた結果、
多くの代替医療において「なおす」ことが難しい状況になっているのです。

当院ではそのような状況を憂慮し、
「癒し」を排除し「なおす」ことに重点を置いた、
一般的なニーズには合わない方向に深化の道を選びました。

その結果、「腸腰筋」の重要性に気づくことができました。

筋肉の特性として、緊張が強いほど押圧したときの痛みを感じます。
緊張がなければ、強く押圧しても痛みを感じません。
ですから筋肉の緊張をほぐすときには、必然と痛みを感じるのです。
逆に痛みを感じない筋肉にアプローチしても意味がないということなのです。

また「腸腰筋」の特性として、強く緊張していても普段の生活において「腸腰筋」自体に痛みを感じることはほぼありません。
その代わりに影響を受けた別の部位に痛みを感じるのです。

仙台市のいっしんどう整体院

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