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大谷翔平選手はケガに泣く野球人生(二分膝蓋骨)

大谷翔平選手

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が右肘の手術から復活する前に、
今度は「左膝の手術で今季絶望!!」というショッキングな情報が飛び込んできました。

何がショッキングかというと、「先天的な二分膝蓋骨で手術」を行うことです。

「先天的」という部分です。

簡単に言うと「生まれたときから」ということで、
生まれたときから「二分膝蓋骨」ならば、
子供のころから痛みがあってもおかしくないのに、
今になって痛みが出たというのは、別に原因があるのです。

大谷選手は素晴らしい素質を持った選手ですが、
ケガが多いと感じます。
それにはハッキリとした理由があります。

「アイシング大好き」

これが大谷選手のケガが多い理由です。

以前、前人未到の400勝投手の金田正一氏との対談で、

「わしの現役時代は絶対に肩を冷やすことはしなかった。どうして冷やすの?」
という問いに
「子供のころからやっていたので。習慣ですね。次の日が楽なんです」
と答えています。

冷やさない方がもっと楽なのを知らないのですね。

足首を痛めたときも、冷やし続けていたようです。
実際に復帰までにかなりの期間を要しています。

冷やす習慣があることで、筋肉が硬くなりケガををしやすい体になっていると感じます。

冷やす=筋肉が硬くなる=血流が悪化する=ケガをしやすい、ケガがなおりにくい体になる
という図式が成り立ちます。

二分膝蓋骨

話を「二分膝蓋骨の手術」に戻しましょう。

先ほども書いたように、「二分膝蓋骨」は先天的なもので、
現在の痛みの直接的な原因ではありません。

痛みの根本の原因は、「疲労による腸腰筋と下肢の筋肉の緊張」なのです。

ですから手術を行っても意味がないのです。

もちろん、手術を行うということは、
その前後に休養できるということで、
そのおかげで筋疲労が解消し、一時的に痛みは楽になるでしょう。

ですが、根本の原因をはき違えている限り、
復帰してから体に負担がかかることで痛みが再発する可能性が大きいのです。
またメスを入れることで、周辺筋肉が硬くなってしまうというリスクもあります。

私がここまで言い切れるのには、れっきとした実績があるからです。

私はこれまでに多くの「二分膝蓋骨(分裂膝蓋骨)」を見てきましたが、
「痛みは膝蓋骨ではなく、筋肉の緊張に起因する」
という信念のもと、来院したすべての子供の短期間での運動復帰に導いています。

「二分膝蓋骨」で短期間での運動復帰に導けなかった子供はいないのです。
それがれっきとした事実なのです。

大谷選手に限らず、スポーツ選手のケガで手術を行う人は多くいます。
しかし、その大半は手術を行わなくても回復できる可能性が高いと感じます。

著名なスポーツ選手ならば、スポーツトレーナーがついているでしょう。
国家資格所持者です。
しかし、それだけにケガに対しての知識は西洋医学に近いのです。

医療機関では画像に映る骨や軟骨に原因を求めます。
対してスポーツトレーナーは筋肉へのアプローチも試みるでしょうが、
それで回復しない場合、最後は医療機関頼みということになります。

ハッキリ言うと「手に負えない症状は病院任せ」ということなのです。
その「手に負えないレベル」がどの程度なのかが問題です。

私は「手術にはリスクも多い、手術は最終手段」という信念のもと、
できる限り自分自身の力で回復できるように手を尽くしますが、
著名なスポーツ選手を見ているトレーナーほど、
「下手なことはできない、何かあったら大変、責任重大」ということが頭にあるのでしょう。
簡単に医療機関をすすめてしまうのだと思います。

ある意味仕方のないことなのかもしれませんが。

しかしそのような環境が当たり前になっているということは、
将来性のある選手にとっては決して良くない環境です。

私のようないち整体師がそれを叫んでも世間には届かないでしょう。
それが残念で仕方がありません。

しかし、大谷選手がいつの日か本当のことを理解することを信じています。

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