「体を温める」とすべての痛みが消える
タイトルは、整形外科医が書き著した本の題名です。
その方の病院では、痛みを訴える患者さんに「湿布」ではなく「カイロ」を渡しているそうです。
痛みに対して「湿布」や「アイシング」で対応する病院や治療院が多いのに対して真逆の行為ですが、私も大賛成です。
痛みや炎症はどうして起きているのか?
ということを根本から考えたとき、冷やすという行為がごまかしであることが理解できると思います。
体を動かしているのは筋肉です。
筋肉のポンプ作用によって血液も循環されます。
筋肉が疲労によって緊張し、本来の動きができなくなり、
血流が悪化することを脳が「痛み」と認識するのだと考えています。
炎症とは、患部が腫れたり熱を持ったりした状態のことです。
それは患部に血流を多く流すことで、体をなおそうとしている行為なのです。
湿布やアイシングはそれらをごまかしたり、妨げたりする行為になってしまうのです。
湿布もクスリと同じで体をなおす力はありません。
湿布を貼ってなおったと思っているのは、痛みをごまかしている間に自分自身の自然治癒力でなおしたのです。
アイシングも同じで、冷やして痛みがごまかされている間に自分自身の自然治癒力でなおしたのです。
両方ともになおらなかったときは、自然治癒力が低下してなおせない体になっているときです。
症状が軽度の場合はそれでいいでしょうが、だんだんごまかしが効かなくなっていきます。
それでは「温湿布ならいいだろう」と思っていませんか?
クスリの9割に体をなおす力がないのと同じで、湿布にもなおす力はありません。
湿布を使い続けるということは、皮膚からクスリの成分を吸収するということで、
クスリを飲み続けることと同じなのです。
アイシングや湿布で体をごまかし続けた結果は、将来必ず「負」のかたちで体に表れます。
体を冷やすことはごまかすこと、体は温めることが基本だと認識しましょう。
仙台市のいっしんどう整体院