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腰が曲がる原因

腰曲がり

あなたは高齢になって、腰が曲がっていくのをなぜだと思いますか?
あまり深く考えたことのない方がほとんどでしょう。

高齢になって腰が曲がる原因を、
医者も含めて多くの場合は骨の問題と捉えています。
年齢と共に骨がもろくなり、曲がっていく。

しかし、これは大きな間違いです。

骨は自ら曲がりません。

骨は筋肉に支えられています。
筋肉がなければ自立することすらできません。

ですから、伸びるのも曲がるのも骨が自ら行っていることではなく、筋肉に原因があるのです。

筋肉が疲労したり、衰えると収縮します。
収縮したほうに体は引っ張られて行きます。
それに伴い、骨も引っ張られていきます。

それが腰が曲がる原因です。

体の前面の筋肉が縮まるから、腰が前に曲がっていくのです。

もし、体の背面が縮まれば腰は反っていくでしょう。

腰の筋肉(脊柱起立筋)は、首から骨盤につながっています。
腰の筋肉が縮まると、どちらに引っ張られていくでしょうか?

前と答える人が多いのではないでしょうか。
腰が曲がるのは前だからですね。

答えはノーです。

腰の筋肉が縮まった状態では、腰は前にも後ろにも曲がりません。

なぜならば、背中をまっすぐに伸ばした状態が、腰の筋肉が一番縮まった状態だからです。

腰を前にかがめたとき、腰の筋肉はどうなっていますか?
腰を後ろに反らしたとき、腰の筋肉はどうなっていますか?

どちらの場合も、筋肉は伸びているのです。

まっすぐの状態が一番筋肉が縮んでいる状態なのです。

ですから、腰の筋肉が縮んでも腰はどちらにも曲がりません。

あえて言うなら、背が縮むでしょう。

では、どこの筋肉が縮まると腰が前に曲がっていくのでしょうか?

腰が曲がる原因

ひどい腰痛を経験したことがある方なら分かると思いますが、
腰痛の場合のほとんどは体は前かがみになりますよね。
体を伸ばすことが困難な状態です。

前かがみということは、腰の筋肉は伸びています。
そうです腰の筋肉が伸びない、縮まっているのではなく、体の前面の筋肉が縮まっているのです。

その筋肉こそ、腸腰筋です。

腸腰筋とは、
背骨から大腿骨頭につながる大腰筋と、
骨盤から大腿骨頭につながる腸骨筋からなる筋肉で、
体幹を支えている重要な筋肉です。

背骨と大腿骨頭をつなぐ筋肉が縮まるから、体が前に曲がっていくのです。

人間は前かがみの動作が多く、体幹を支える腸腰筋に疲労が蓄積しやすいのです。

ですから、当院が腰痛で重視するのが腰ではなく、腸腰筋なのです。

仙台市のいっしんどう整体院

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