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枕なんていらない

枕の選び方

突然ですが、「ユスリカ」「チヨウバエ」って知っていますか?
ほとんどの人は説明できないでしょう。
ハッキリと言えることは、「血を吸う蚊ではない」「ゴミにたかるハエではない」ということです。

すべての「吊るす虫よけ」なる商品は、この「ユスリカ」「チヨウバエ」用で、
みなさんが期待している「血を吸う蚊」「ゴミにたかるハエ」には効果がありません。

宣伝では「蚊」「ハエ」に効果があると謳っているために消費者が勘違いしやすいと、
数年前に「公正取引委員会の排除措置命令」を受けました。
簡単に言うと、「大げさな広告はしないように」と注意を受けたということです。

また外に吊るすので、風が吹いたら全く効果がないのは言うまでもありません。

そのような商品でもCM宣伝次第ではヒット商品にもなります。
世の中のほとんどは、「利益優先」で動いているんですね。

整体から脱線しましたが、本題です。

医療機関においては、
「飲まなくていいいクスリを処方する」
「しなくていい手術をする」
「健康診断により病気を作る」
といった利益を生み出す行為が横行しています。

病院経営には莫大な人件費と設備維持費がかかり、
それらをねん出するために、医者の手によってたくさんの患者さんがつくられているのです。

健康にかかわる商品も同じです。

健康法、サプリメント、器具、寝具・・・

健康法(体操やストレッチ)は、少なからず効果があるのでしょうが、
今までのどれもが一時的なブームで終わっています。
短いブームの中で、発案者もプロデュース側も稼げるだけ稼ごうという考え方が成り立ちます。

サプリメントの宣伝や効能は、法律に引っかからないギリギリのところでされています。
青汁などの健康飲料は、含有成分の多さと価格競争に明け暮れていますが、
含有量が多くてもすべてが体に吸収されるわけではありません。

お肌にいいと人気のコラーゲンも、胃や腸では消化ができないということをご存知ですか?

また、軟骨に効果があるとされているヒアルロン酸やコンドロイチンなどの商品(医薬品も含む)は、ほぼすべてが誇大広告です。

健康器具は次々と新しい商品を考え出し、
一過性の販売によって利益を出し、
売れなくなったらまた新しい商品を考え出すという、
みなさんの健康のためではなく、企業の利益のための新商品です。

「腹筋ベルト」なる商品の効果が期待できないのは、原理を考えれば明白です。

これらのものは「確信犯」といって、
売る側はそれらのことが分かっていながら、利益優先で動いています。

当院では利益に関係なくそれらを理解していますので、
お客様の利益にならない、不利益になる物品の販売は一切行っていません。

消費者の方が利口になって、
何を選ぶべきかきちんと判断しなければならないということです。

腰痛

布団も枕も同じです。
利益優先の商品が横行しています。

寝返りの重要性

低反発?高反発?高い?低い?敷布団と枕の選び方

「どのような敷布団と枕をお使いですか?」初めてのお客さまには、必ずお尋ねしています。

健康な人は、一晩に20回以上の寝返りを打っています。

睡眠時にはじっとしていれば疲労が取れるわけではなく、適度に動くことによって筋肉のポンプ作用による血液循環を高めて新陳代謝を促進しています。
ですから無意識に行っている「寝返り」というのは、疲労回復のためには重要なのです。

子供の寝相が悪いのは、日中にたくさん動いた分、寝ているときにたくさん動いて新陳代謝を促進しているのです。

また寝返りとは、無意識のうちに体を動かすことで、筋肉が固まるのを防ぐ重要な行為なのです。

慢性の肩こりや腰痛を持っている方の多くは、寝返りが打てていないというデータがあります。
寝返りを打てる環境にしただけで、劇的に肩こり腰痛が改善するのです。

低反発のマット
一見当たりが柔らかく気持ち良く感じますが、頭や体が沈み込んで拘束されてしまい、身動きが取りづらくなります。
その結果、無意識の寝返りが減ります。

高反発のマット
肩こりや腰痛の人にとって、当たりが硬くて痛みを助長するように感じるかもしれませんが、体が沈み込まないため無意識の寝返りを妨げません。

寝入りの環境ではなく、寝た後の環境が大切なのです。

体にとって、「寝返り」はまぎれもなく重要な役割を果たしています。

低反発系のマットの広告では、
「寝返り」という重要なキーワードが一切出てきません。

低反発系のマットは、腰の負担が少ないと謳っていますが、
実際には寝返りが打てないことの方が、腰への負担となってしまうのです。

「半額」という言葉に惑わされないでください。
低反発マットはただのスポンジです。
原価は限りなく安価です。
しかも「半額」の基準が曖昧です。
そして体に良くないものは、半額でも高額になってしまうのです。

あなたがもし、朝起きた時点で肩こりや腰痛を感じているなら、寝ている環境が悪いと判断できます。

低反発のものを使っている方はとりあえず、外してみてください。
高反発をすすめているわけではありません。
昔ながらの「せんべい布団」でいいのです。

当院ではアドバイス通りにして
「体が楽になりました!」
と驚かれる方がたくさんいます。

肩こり

枕も寝返り重視で選びましょう。

寝返りを妨げる枕
・低反発の枕 
・頭や首の段差がついている枕
・高い枕 
・柔らかくて沈み込む枕
・自分専用に仕立てた枕(合わせた形に規制されてしまうため)

首肩こりは、胸部、腋窩部、背部にもコリがあります。
というよりも、胸部や腋窩部に引っ張られることで肩こりが起きているといっても過言ではありません。

胸に手を当てて、頭を後ろに反らせてみてください。
胸の筋肉が動くのがお分かりになると思います。首肩と胸の筋肉は連動しているのです。

胸部が硬くて伸びないと、首を反らした時に胸部が引っ張られて苦しくなります。
ですから首肩こりの人は、高い枕じゃないと苦しいのです。

高い枕は逆に首の後ろ側が引っ張られてしまい、結果として首肩こりを助長します。
胸部のコリを解消してあげれば、頭を反らしても胸が苦しくならずに、低い枕でも快適に眠れるようになります。

多くの方は、
「コリがある首や肩の状態に合わせて枕を選んでいる」
のが現状です。

そうではなく、
「首や肩のコリを解消したうえで、枕を選ぶ」
ことが大切なのです。

当院では枕やマットの販売は一切おこなっていません。
ですが、新たに枕を購入する必要はありません。

「バスタオルを折りたたんだフラットで低い枕にしてみてください」
「肩こりが解消されれば、それが一番いい枕になります」
とアドバイスしています。

健康な体

ちなみに私は、以前は長年にわたって首に常に張りを感じていました。
うつ伏せのときに、右に首を向ける体勢ができませんでした。
そのため色々な枕を試しましたが、結局何が良いのか分かりませんでした。

現在は自己療法にて首がすっかりと健康になったので、うつ伏せで右に向けられるようになりました。
その状態では、「枕なし」が一番いいと感じています。

小さい子供は寝相が悪く、枕をすっ飛ばして寝ています。
体が健全ならば、枕なんていらないのです。

一般的なマッサージや骨格矯正では、
首や肩のコリは根治できません。

当院独自の『しんしん動作法』は、
自動運動により首や肩のコリを根本から解消に導く技術です。

あなたも「枕なし」を目指してみませんか。

仙台市のいっしんどう整体院

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